突撃☆インタビュー・・・平治郎先生 【3、就職編】

今回は皆さん気になる就職に関するお話です。
ここまで言っていいの?と思ってしまうほどこれを読めば就職に関することがわかりますよ!
まずは、留学の話から…Let's go!!
3【就職編】
---アスレティックトレーナーの腕を磨くために、アメリカに留学するという話を聞いたのですが。
平先生
日本で正式な資格ができてから、大体10年程になります。その前は、体育大学で勉強をした方や鍼灸マッサージの資格を持っている方が、自ら“アスレティックトレーナー”を名乗っていたのです。しかし「日本体育協会公認アスレティックトレーナー」が出来た今でも、誰でもアスレティックトレーナーと名乗ることができ、法的な制限もありません。その点アメリカはシステムがすでに確立されていて、ほとんどの州では団体の資格を取っていないと名乗ることは出来ないようです。また、ご存知の通りアメリカはスポーツが盛んです。高校のチームでもトレーナーが帯同するチームが多く、日本より断然資格取得者の受け皿が多く就職しやすいようです。そこで日本体育協会がメインになりこの資格を作り、現在進行形でいい方向にどんどん変わってきていると思います。
---留学の話がでるのは、すでにアメリカではシステムが確立されているからなのですね。
平先生
そうですね。ただ、今後「日本体育協会公認アスレティックトレーナー」を持たないで日本でトレーナー活動をするとなると、サッカーの日本代表やオリンピックには参加できなくなる団体も出てくるようです。単純にトレーナーというには問題ないですが、そういった傘下で仕事をしたいというのならば、アメリカの資格以外に日本のアスレティックトレーナーの資格が必要になります。また留学は、資格取得者が深く勉強をするためにアメリカに行くケースも多々あります。ただ日本もだいぶ確立してきていますし、内容に関してトレーナーとしてしなければならないことは同じだと思います。
---今、アメリカで資格を取得した方の人数はどのぐらいですか?
平先生
今、アメリカ在学中の人も含めたら200人ぐらいいるのじゃないでしょうか。今では学生のうちから留学し、20代前半で取得して帰国してくる方も沢山いらっしゃいますね。
---留学に憧れる学生は多いですね。では、日本はどのような点がアメリカと比べて問題なのでしょうか?
平先生
そうですね。取得者が増えてくると、最終的な就職先が問題でしょう。学校としても就職まで斡旋することが重要だと考えています。
---確かに経験が多いほうが、安心して頼むことが出来ますよね。
平先生
そう、知らない人に命預けるようなものです。
---どのようなところに就職するのが主流ですか?
平先生
先程(基本編)四年間のうちに資格を取ると言いましたが、本校(三幸学園)では毎年50~60人ぐらい受験しています。就職してからも受験をする人もいます。就職先として多いのが、スポーツクラブなどの施設に入って指導するのが一般的で、実質そこでも腰や膝の痛みなどの話があるので、そういう方の指導行ないます。最近では日本のスポーツクラブでもパーソナルトレーナー的なシステムを導入しているところが増えてきました。時間単位で金額を決める予約制になっていて、スポーツクラブの中でもかなり広まってきています。そういった中身の濃いトレーニングが必要になると、当然中身の濃い知識や技術を持った人が必要になってくるので、知識を身につけて就職する人が多いですよ。今後もあらゆる場で、トレーナーが活動出来るようにもなっていくと思います。
---アスレティックトレーナーとパーソナルトレーナーはどのように違うのですか?
平先生
そこが曖昧というか、幅が広くなってしまうのですが、チームに付くからアスレティックトレーナーというわけでもないし、個人につくからパーソナルトレーナーというような違いではないのです。分けるとすれば、アスレティックトレーナーとストレングストレーナーの違いが分かりやすいと思います。普通の状態をゼロと考えて、ゼロからプラス(レベルを上げるトレーニング)にしていく仕事がストレングストレーナー。マイナス(怪我の状態)から応急処置やアスレティックリハビリテーションなどをしてゼロに近づけていく事が、アスレティックトレーナーの仕事だと思ってください。しかし実質、アスレティックトレーナーもストレングストレーナーもいるようなチームはそう多くはないので、マイナスからゼロ、さらにプラスに持っていくというようにアスレティックトレーナーの活動範囲が広くなってきます。
---つまりは異なるトレーナーがいない場合は、アスレティックトレーナーが受け持つことになるのですね。
平先生
そうです。本校(三幸学園)だと、ストレングストレーナーコースよりアスレティックトレーナーコースの方が選考している生徒数が多いです。生徒自身もどちらを選ぶかは迷うところなので、生徒自身に説明するときも、今のように説明したりします。生徒自身も『トレーナーになりたい。』ということだけで入学する生徒が多いので、「どのような人になりたいの?」と徐々に道を示して選ばせています。勉強を重ねていくうちに生徒の方も色々な情報を得て自分自身で分かってきますので。
---勉強の面ではストレングストレーナーの方が簡単というか少ないのでしょうか?
平先生
医学的な深さは確かにアスレティックトレーナーの方が深いです。ストレングストレーナーのカリキュラムは、トレーニングの授業が多くなります。
---自分はサッカーが好きだからサッカーのチームに所属したい、というような意思は通せるのですか?
平先生
むしろそのような生徒がほとんどですよ(笑)しかしどんなスポーツも色々な怪我が起こるものです。当然カリキュラムの中でも全部位・全身に対しての怪我や障害に対しての勉強をします。サッカーをやっていたからサッカーのトレーナーをやりたいということは夢として持っていていいことですが、生徒には「トレーナーは種目を選べないよ。」と言っています。アメリカだと、実習の課程であらゆるスポーツを担当しなければならないことになっています。自分の好き・嫌い、得意・不得意はあると思うのですが、トレーナー自身が出来る種目・出来ない種目があってはいけないです。アスレティックトレーナーを求めてくる人も「この怪我は見なくていいよ。」なんていうことはないと思いますよ!それでもサッカー好きだからサッカー見させてください。という人は、逆に実習で色々なスポーツを経験したほうがいいですね。一つのことだけ入りこまないで、色々なものを見るとより深い勉強になりますから。
以上、【就職編】をお送りいたしました。
留学も就職も話自体気になるところですが、正直ここまで答えていただけると思いませんでした!
アスレティックトレーナーは資格を取ったから終わりじゃない、だからこそ楽しい。
そんな情熱がひしひしと伝わってまいりました。
次回は【未来編】です。お楽しみに!
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