突撃☆インタビュー・・・平治郎先生【4、未来編】


さぁ、以下は『アスレティックトレーナーを目指す方に向けての心得』をお聞きしました。
アスレティックトレーナーを取ろうと思っていない方でも一読する価値有りです。

4【未来編】

---サッカーであれば足、テニスであれば手首の障害、という予測は全部網羅しているのでしょうか?

平先生
そうですね。アスレティックトレーナーは競技特性を理解し、それに対する準備が必要になります。整形外科的な知識も必要になることもありますし、内科的な知識も必要だったりします。トレーナーとしてうまくやるには、まず「命を落とさない」次に「怪我をさせない」が大前提。人工呼吸はできて当たり前ですし、日本体育協会のカリキュラムでもCPR(心肺蘇生法)が出来ないと受験資格も得られません。スポーツが好きで興味を持っている方でないときっと続かないでしょうね。朝早くから夜遅くまで人の世話をしてあげて、しかも命を預かっていると考えると、半端な気持ちでは勤まらないでしょう。


---そうですね。半端な人だと選手も心を委ねられないですよね(笑)

平先生
嫌々仕事をこなしても、顔や行動にでますからね。人のためにやることで自分の喜びが得られる人が向いていると思います。看護師さんや介護の方は特に必要なことですよね。アスレティックトレーナーも同じように、このような心構えが必要です。
    

---それは、かなり知識と心が広くないと出来ないですね。

平先生
ですから、まず「助けたい」という気持ちが重要で、その中でトレーナーやマネージャーという道があったり、他のさまざまな道があるのです。アスレティックトレーナーの仕事は自分がどの立場でアプローチをしたいかによって変わってくるものなのです。日本ではマネージャーがテーピングを巻いている状態も実際あるけれど、マネージャーがリハビリをやっているわけではないし、マネージャーがリハビリをやっちゃいけないわけでもないんです。さっき話したストレングストレーナーとアスレティックトレーナー、マネージャーとアスレティックトレーナーの線引きをどこですべきかも問題になっています。


---仕事の線引きはこれからきちんとしていかなければならないところなのですね。

平先生
そうですね。そのために出来たような資格でもありますし。まだまだ何年も先になりそうですが、浸透し明確になってくれば、誰でもアスレティックトレーナーとはこういう人だって分かるようになってくると思います。それにしても僕が勉強していた頃はアスレティックトレーナーになりたいっていうこと自体恥ずかしかったですからね。「何それ?」「そんなのになってどうするの?」「食べていけるの?」といわれた時代で今はこのような学校も増え、パンフレットの全面に載っていたり、資格もあるということは、昔に比べたらうらやましい限りですよ(笑)学校自体も年々施設や環境が整ってきていますので、卒業生もうらやましがったりしていますね。まぁ人生止まる事は出来ないし、年々機材も変わって勉強する内容も変わるので当然のことですが。


---科学の進化に伴い機材もどんどん変わってきていますよね。

平先生
はい。最新の機材で学ぶことは学校側でしていかなくてはならないことですから。あと、トレーニングの内容も毎年流行り廃りがあるのですよ!原則はそんなに変わらないのですが、やり方は色々とあります。あと、ストレッチボールとかも最近流行でみんな知っていますよね?ちょっと前まではあまり知られていなかったものでも新製品がいいものでしたら、当然使って覚えてある程度は知っていなきゃいけません。なんでもそうなのですが(笑)


---そのように環境が整っている中に生徒さんが入学したとき、どのようなアスレティックトレーナーになってもらいたいですか?

平先生
自分よがりのトレーナーであってはいけないと思います。選手や会員の方にいいトレーナーだなと思ってもらう方が、いいトレーナーだと私は考えます。ただわがままを許せばいいのではなく、やりたくないならやらなくいいよ。と言う事がいいトレーナーであるはずがなく、信頼関係で選手や会員の方がいいトレーナーだと思ってくれることが、いいトレーナーである証拠です。つまり、その場・その時に柔軟に対応できることが望ましいです。いくら色々な知識や技術があっても、難しい言葉を難しい言葉で説明する方は決して良いトレーナーとはいえません。学校の先生と同じで、先生が怒るのはその生徒が良くなって欲しいから怒るわけで、後で気づいてくれればいい、という考えはトレーナーも同じだと思うんです。世の中色々な方がいますが、その相手に対して的確に対応出来る人がいいトレーナーであるとも思います。マニュアルが無い中で、最低限の文化ということが最低限のカリキュラムであって、その場合結局はコミュニケーション。知識とか技術プラス人間性=コミュニケーションということです。


---コミュニケーションを含め、実際経験しながら補わなければいけないものを常に吸収しながら一人のアスレティックトレーナーとして成長していくのですね!

平先生
そうですね。仕事・社会なんでもそうですが、一生勉強ですよ。「いいトレーナーになった」と思うのは、いいトレーナーほど多分思わないと思うんです。毎日進歩しなきゃいけないって。完成したって思った時点で終わりですね。対象も変わっていくし、選手は日々コンディションも変わってきますから、こちらが柔軟に対応していかなきゃいけない。そしてトレーナーも一人の人間ですが、決してトレーナーの機嫌で仕事をしてはいけない。「仕事」と言いますが相手あってのものですので、勘違いしてはいけないところです。


---ありがとうございました!


以上、アスレティックトレーナーである平先生のインタビューを四編に分けてお送りいたしました。
いかがだったでしょうか?私はほぼ知識がない状態だったのですが、今はアスレティックトレーナーのことが手に取るように良く分かりました。分かりやすい言葉で説明される意味もこれで皆さん納得なのではないでしょうか!?目指している方そうでない方、人は知識や技術はもちろんコミュニケーションは本当に大切ですね。このことは学校にも通わず日頃のから作られるものです!今から磨いてみてはどうでしょうか!?ちなみに今回訪れた三幸学園東京リゾート&スポーツ専門学校に平先生はいらっしゃいます。ホームページに体験学習の内容等書いてありますのでよかったら参加してみては?




 
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